20240109 記
いろんな人と対応していて「ああこの人とは価値観が違う…」と感じるときの「違い(違和感)」を言い換えればおそらくそれは「優先順位(その場その時に何を優先するか)の違い」なのだろうと思うのです。
感じること・思うこと・選ぶこと・処すこと・行うこと…はまさに「人それぞれ・さまざま」なので、その場・その時・その人が何をどう感じ・思い・選び・処し・行うか、何を優先するかを見る(観る)ことがより深い理解につながると思います。
20231229 記
いくら「対話」を重ねても、より根本的なところで「分かり合えない」人がいると思います。何かが「違う」のは分かるのですが何が「違う」のかいまひとつ分からないまま、その人との関係が「疎遠」になってしまう…。
筆者の経験の範囲で言うなら、それは「言動や態度」の「選択」の違いなのだろうと思います。同じような状況で、その人がそういう「言動や態度」を「選択」することに何となく期待や予想と「違う」という、「違和感」を感じるのでしょう。
そしてそうした「言動や態度」をそこでその人が行った「言動や態度の選択」のもとになる「ものの感じ方や考え方」に「違い(違和感)」を感じるのだろうと思います。「どうしてそんなふうに感じ、考え、良い、行うのだろう?」という疑問…
簡単に言いかえてしまえば「価値観の違い」でしょう。それはどんな状況で何をより優先し、選択するかという「優先順位の違い」に現れるでしょう。例えば自己より他者を優先するか…
「対話」を通じて行うべきことの第一は、お互いの「言動や態度の選択」の違いとそのもとになる「ものの感じ方や考え方」の違いを、先ずは肯定的に受容し、理解することだろうと思います。
「違いは間違いではない」「違いを認め合うこと」が対話の始まりです。そうして何回も何年も対話を積み重ね、言動や態度の選択を共にすることを通じて、ようやく価値観の交わりが生まれてくるのかも知れません。