20240211 記
組織的・社会的なマネジメントのポイントのひとつは、「相手(組織や社会のメンバー)」の側に、マネジメント上の「こうあってほしい」「こうしてほしい」ことを習慣化する(当然化・内在化・自律化する)ことではないかと筆者は思います。
例えば「組織のコミュニケーションを良くしたい」ということが身近なマネジメント上の課題である場合は、例えば「報告・連絡・相談」や「肯定的受容と積極的傾聴」を相手(組織のメンバー)側に「習慣化」することが肝要です。
もちろんそのためには、マネジメントを担う側の人(組織のリーダー)が、自分自身の日常的な言動や態度の中にそうしたことをしっかりと「習慣化」しているのでなければなりません。
メンバーに対するコーチングやトレーニングも有効でしょうが、それ以前に、リーダー自身の習慣化が先決であり、その伝播(影響や感化)の問題です。リーダー自身の日常的で習慣的な言動や態度こそが最良の教材です。